行ってきました「久能山東照宮&静岡県立美術館」

兎座

2012年01月27日 12:21

 昨日は一昨年の12月、国宝指定された久能山東照宮に行ってきました。
 久能海岸に面した表参道の石段は千百数十段もあるとか、到底自分には無理な行程でありますので、北側の日本平からロープウェイに乗るコースで参りました。
 ロープウェイで5分、石段では千段位に相当する所に到着します。あと百数十段は自力で上るということ‥。
 元々は鉄壁の山城:久能城でありました。自然の地形に戦国時代が偲ばれます。


 ロープウェイを降りると直ぐに楼門があります。少し地味ですけれど日光東照宮の陽明門を彷彿させます。
 石段の蹴上げが通常の倍ほどありますので腿がキツイです。


 これが国宝の御社殿です。権現造・総漆塗・極彩色の社殿は日光東照宮の19年前に造られました。
 比較するとかなり小規模ではあります。


 昔の技法で色鮮やかに修復なったばかりの美しい建築物です。


 御社殿を横から見ます。獅子がいますね。


 何処でも探せば必ず兎がいます。御社殿の透塀で兎の彫刻を発見! ガラス板に守られています。


 上がりきった所に神廟があります。遺言により家康は神となって最初はここに祀られたのです。


 併設の博物館も参観しました。徳川将軍家ゆかりの品々は必見です。
 お気に入りは将軍様の陣笠です。ユニークな曲線のデザインはパリコレにも通用すると思いました。撮影不可でお見せできません。
 もう一つのお気に入りは博物館前の獅子、なんとも愛らしいではありませんか‥。


 この駕籠、観光客撮影用に置いてあるらしい‥。昔はこれで上がったのかな‥。今は担げる人もいないだろうね。


 ロープウウェイで日本平に引き返しました。真白き富士の嶺、ちょっと山頂に雲がかかって残念でした。


 直ぐ近くの静岡県立美術館も参観しました。草原の王朝契丹“美しき3人のプリンセス”は見ごたえのある展示です。
 AD900~1100年頃の滅多に見られない遺物の数々、額をガラスに貼りつけて覗き込んでしまいました。
 3月4日迄の会期です

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