エカテリーナ宮殿「王宮調度」

兎座

2010年10月12日 19:17

 サンクトペテルブルグの南方25kmに皇帝の村を意味するツァールスコエ・セローがあります。
 ここは2世紀の間、皇族の夏の住まいでした。ここの目玉はエカテリーナ宮殿です。
 1724年にピョートル大帝の妃エカテリーナ一世のために建設され、その後も時の女帝により改築・改装が行われました。
 金色のまばゆいばかりの大広間(大黒屋光太夫がエカテリーナ二世に拝謁した部屋)や琥珀のありとあらゆる色モザイクで埋め尽くされた琥珀の間などが有名ですが、どことなく生活感のある日常の部屋と道具類をいくつかご紹介します

↓ 青の客間‥青が基調の部屋、いわゆる応接間らしい‥。

↓ キャビネットと椅子‥家具にも床にも木の象嵌細工は普通に施されている‥。

↓ 小食のための部屋‥染付のタイルを貼った暖房設備はセントラルヒーティングのようなもの‥。ドレスはこの部屋の壁に掛けてある肖像画の復元モデルでそっくりです。

↓ 木目象嵌の椅子‥侍女のために部屋の隅に備えてあった‥。

↓ 緑の食堂‥古代ローマ風の浮き彫りと壁画が見事でした‥。


※サンクトペテルブルグもモスクワも、緯度からするとカムチャッカ半島の北半分と一致します。
 10月初旬の気温は朝晩2~4度と肌寒く、昼間は10~12度位まで上がります。
 滞在中はちょうど浜松の初冬と同じ感じで過ごせましたが、10月も中旬以降は酷寒へと向かうそうです。
 ロシアの天気ですが、めまぐるしく変わるので傘を携帯するように‥とガイドから聞かされていましたが、滞在中は好天に恵まれ傘の出番が一度もありませんでした。
 そのためか手足の皮膚が粉をふいたようにカサカサになりました。偶々持参の日本では真冬に使う油分の多いクリームが特効薬のように役に立ちました。ありがとう馬油クリーム! ロシアではコレが一番有効です

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